書店の風景: 2021 春

書店の風景: 2021 春

書店に行くと本を探すのも楽しいけれど、いろんな文具やファンシーグッズを見るのもかなり楽しい。デスクデコレーションコーナーでこのミニチュアを見たとき、数年前にパリに行ったときにエッフェル塔の前で知り合った地元の人が話してくれたことを思い出した。彼女はまるで天機を漏らすかのように慎重に「シャンゼリゼ通りは真夜中でも閉まらないんですよ。」と言っていた。
ぎっしり詰まった一週間

ぎっしり詰まった一週間

食べている間、ある友人は金曜日の夜を過ごす飲み会のおつまみを、別の友人は昇進した旦那のために準備した夕食を撮って送ってきた。料理を自分で作ったようには見えなかったが、なかなかそれっぽく見えた。自分で作っていたら、そこまで素敵ではなかったかもしれない。そうしてマカロンを食べ終え、ソファに少し寄りかかって横たわった。体がだるかった。重い体で眠るときに聴きたい曲を選んだ。ユンハの「今日のソウルは一日中晴れ」。本当に今日は一日中晴れていたから。
春の始まり

春の始まり

貸出カウンターで受け取った古いアガサ・クリスティのクラシックは、まるで「あなた、遅すぎませんか?」と皮肉っているようだったが、私はすでにこの本を小学校のときに読んでいた。その頃にはコナン・ドイルやモーリス・ルブラン、アガサ・クリスティ、そしてガストン・ルルーやエラリー・クイーンといった周辺作家の作品もすべて制覇し、大人になったら探偵になるか怪盗になるか真剣に考えていた。もちろん今は探偵でも怪盗でもなく、ただの通りすがりの人のように生きているけれど。
スペーススウィーパー

スペーススウィーパー

最初のゴミを回収するシーンはとても素敵で、特にアップドンが銛を持って動く姿が速くて迫力があります。思ったより自然で驚きました。以前は気づかなかったのですが、ユ・ヘジンの声にかなり慣れていることも分かりました。宇宙船の中で皆で花札をするシーンで、ロボットのフルフェイスマスク越しにユ・ヘジンの声がオーバーラップされても全く違和感がなかったんです。確かに多くの映画でその声を聞いたことがあるので。
なぜあの病院にだけ患者が集まるのか?

なぜあの病院にだけ患者が集まるのか?

著者は病院のマーケティングを支援する専門家で、自身の経験を基に病院マーケティングについて記述している。しかし、その内容はマーケティング全般に応用可能な話で、基本的な内容をエピソードに基づいてわかりやすく説明している。
日曜日の午後はいつも穏やか

日曜日の午後はいつも穏やか

コーヒーを注文して席に座り、今買ったばかりの本を出してみたら、あまりにも薄くて少しがっかりしてしまった。もちろん、その短いページの中で素晴らしい物語が展開され、花火のように終わることもある。でも、物理的限界というものがあるから。ソウルから出発したら경기도광주くらいで終わるしかなかっただろうし... 제주도までは夢にも思えない。でも、そうだからといって제주도まで行きたいわけではないけど...
愛は急げない

愛は急げない

陽光が暖かい東の静かな田舎の教会で、10分前までニコニコと「はい、幸せです。」と言っていた花嫁が突然控室から立ち上がり外へ飛び出します。もちろんアルバムジャケット通り、花嫁はあらかじめスニーカーを履いているので走るのは全く問題ありません。陽光はキラキラ、風はそよそよ、誰もいない道をウェディングドレスのような笑顔を浮かべて駆け抜ける花嫁はタナトスからエロスへ、アルカトラズからラスベガスへ、エゴからイドへの脱出を夢見ています。