ブレイブガールズと干したスケトウダラのチップス

負けたよ…😅

‘え?何が?’

戸惑う友達を見ながら心の中で『何って、高音だよ』と呟いたんだ。話が長くなるけど、少し前にYouTubeでボーカルトレーナーの頭声の出し方というクリップを見て、それを習得しちゃったことがあるんだよね。


初めてのサークルオーディションで「君は『ソ』が限界だね」って言われてから、ずっと頭の上に『ソ』があると思って生きてきたんだ。カラオケに行くときも、いつもリモコンの位置を確認し、自分の番が来ると素早く音を下げて歌ってた。最後には伴奏が始まる前に音を下げるという技まで身につけたんだよ?歌ってた曲のサビに無礼に割り込んできたヤツは「わぁ、この曲上がるね?」って楽しそうに歌ってたけど、君は上がってないよ。君は歌えないんだ。

楽しいバンドが解散した理由はいろいろあったけど、僕みたいな低能力ボーカルに合わせてキーを下げることに飽きたメンバーの不満が大きかった。いつも「Interstate love song」だけ歌うわけにはいかないってね。あの素晴らしい曲を批判するなんて、スキルを磨こうとせずにさ。全ての曲のコードをすぐに半音半下げる能力を持つ僕と同じ音域の友達は、今でも仲良くしてるよ。(正直言うと、僕は半音だけ下げればいいんだけど…)

そんな僕がYouTubeのクリップを真似して、頭声を使えるようになったんだ。頭声だからって、頭蓋骨が開いて音が出るわけじゃないんだね。今まで本当にそう思ってたんだよ?だから、それはありえない嘘だと思ってた。いったい誰がそんな名前を付けたんだろう。頭声は口の上の方に響いて出る音のことだったんだ。実は僕も知らずにその音を使ってたことがあったんだね。🎶

そんな新世界を迎えたある日だった。一緒に働く友達と話していて、音楽の話をしているうちに、自然と僕の頭声と高音スキルの話になったんだ。それってすごい能力じゃん。でも彼女は

‘私もすごく高く歌えるんだけど?私の方が上手いと思うけど?’

って言うんだよ。これはちょっとプライドが傷付くじゃないか。少なくとも僕は音楽には本気なんだ。カラオケで他の人が歌ってても、下手だと思ったら拍手しないよ。遊びの場でなんで?って言われてもいいんだ。それだけ僕は少なくとも音楽には寛大じゃないんだ。僕に拍手してもらうには、そんなに音程が半音ずつずれたりしちゃいけない。ドラムやギターのストロークにボーカルが正確に重ならないと気になるんだ。しかも今、僕は頭声までマスターしたボーカルのグランドスラム状態なんだ!

‘えっと…そんなはずないけど?’

‘きっとそうだと思うけど?’

本当にカラオケでバトルでもしたい気分だったよ。バトルなんて、大学歌謡祭の予選にも上がれずデモ審査で落ちた以降、忘れてた言葉だった。でも、コロナの時代はそんな歴史的なバトルを阻んだんだ。(コロナはいろいろと困ったものだね。)😷

ところが、数日前、干したスケトウダラのチップスを食べていたら、すごいむせてしまったんだ。そのとき多くのスケトウダラのチップスの欠片が気道を通じて肺に侵入したんだ。(僕の考えではそう)おかげで苦労して習得した頭声が無駄になって高音が不可能になっちゃったんだよ!本当にブレイブガールズのメインボーカル、ミンヨンにぜひ伝えたい。苦労して成功したんだから、今は絶対に干したスケトウダラのチップスなんか食べないでって言いたいんだ。🙏


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