
もうすぐWindows 11のアップデートがやってきますね✨。おそらく、ほとんどの方は自分のPCやラップトップがWindows 11のアップグレードに対応しているか、MSの提供するプログラムで確認されたことでしょう。最近購入または組み立てたPCであれば、プロセッサやメモリの要件は満たしているでしょうが、TPMの設定やセキュアブートの問題でアップグレードできないというメッセージを見た方も多いのではないでしょうか。Windows 11はセキュリティ機能が強化されているため、これらの条件を重要視しています🌟。
この問題を解決するための詳細な説明はネット上にたくさんありますので、私は要件を満たすための作業を理解するための構造的な説明に集中してみます。単に従うだけでは面白くないし、何も残らないですからね😎。
TPMは、信頼できるプラットフォームモジュール (Trusted Platform Module) の略です。ハードウェアベースのセキュリティを提供するマイクロチップで、パスワードや暗号化キー、指紋情報を保存するのに使用されます。Appleデバイスでは、T2チップが同様の機能を果たしています🍏。
最初に紹介された2009年にはボードに取り付けるチップ形式でしたが、2013年以降、IntelのCPUのほとんどにこのTPMが内蔵されました。(Appleが製造したCPUにはSecurity Enclaveという名前で組み込まれています)
TPM機能を有効にするには、ボードのBIOS設定に入り、オプションを調整する必要があります🔧。
ボードごとにメニューが少しずつ異なりますが、例えばAsrockの場合はセキュリティメニューの下にあるIntel(R) Platform Trust Technologyを有効にすればOKです。このオプションを調整して再起動すると、デバイスマネージャのセキュリティデバイスの下に追加されたハードウェアを確認できます。
次はセキュアブートについてですが、セキュアブートは各部品メーカーが信頼するソフトウェアのみを使用してデバイスが起動するようにするために作られたセキュリティ標準です。この部分を理解するためにはUEFIから説明する必要があります。セキュアブートサポートはBIOSモードがUEFIでなければならないからです。
BIOSはマザーボードに搭載されたファームウェアで、電源が供給されるとボードに接続されたハードウェアを初期化し、検査し、OSの起動を行います。20年以上前のLegacy BIOSの欠点を補い、新しい機能を追加したのがUEFI (Unified Extensible Firmware Interface) です。この際に話題になるのがMBRとGPTです。起動するためにはハードディスクにアクセスする必要がありますが、ディスクの情報を管理する古い方式がMBR (Master Boot Record) です。Legacy BIOSが最初に登場したとき、ハードディスクはMBRを基本形式として使用していました。MBRは最大2TBまでサポートしていましたが、今では10テラを超えるハードも簡単に手に入りますよね。そのため、GPT (GUID Partition Table) という新しい形式が登場しました。新しく登場した分、2TB以上のディスクを使用でき、既存のLegacy BIOSではアクセスできません🔍。
UEFIでも古いMBRをCSM (Compatibility Support Module) オプションでサポートしていますが、セキュアブートを行うにはUEFIブートが必要なので、ハードディスクもGPT形式でなければなりません。
まとめると、セキュアブートのためにはUEFIブートを行う必要があり、そのためにはハードディスクがGPT形式である必要があります。
そのため、もし自分のマザーボードがLegacy BIOSしかサポートしていない場合 (DOS画面形式) は、Windows 11は諦める必要があります。(実際、最近ではこんなマザーボードはあまり見かけませんが) UEFIを使用している場合は、上で話したCSMモードを無効にすることでUEFIブートの準備が整います。ただし、この作業を行う前にハードディスクがGPT形式か確認する必要がありますね。少し古い情報では、ハードディスクのパーティションをすべて削除して初期化した後にGPTに変更するように言われることもありますが、- そのような情報はMSのサイトにも残っているほどです – 注意してください。(勇敢にOSがインストールされたディスクを削除する方はいないでしょうが) Windowsがインストールされたディスクであっても、Windowsの高度な起動オプションに入り、コマンドプロンプトで ‘mbr2gpt /convert’ の一行で簡単に形式を変換できます💻。
内容は少し複雑ですが、十分に理解されたと思います。面倒ですが早めに作業を済ませて、心置きなくWindows 11のアップデートを待ちましょう🎉。
それにしても、MSのやつら、Surface BookもWindows 11のアップデートをサポートしてくれよ!
ただの小さな願いでした🙏。