国境の南、太陽の西

国境の南、太陽の西

好きな気持ちはあるけど、それが何かまだ分からない少年は、ただ状況的感覚だけを使ってその感情を誠実に表現する。まだ明らかになっていない現象の周辺データを記録する科学者のように、好きな曲の英語歌詞を意味も知らずに発音通りに書き取る小学生のように、少年は自分が見て感じて想像したことを誠実に記録する。
ペンギンブックス X スターバックス

ペンギンブックス X スターバックス

1987年、イギリス聖公会の神父テリー・ウェイトが、キリスト教とイスラム教勢力の内戦が勃発しているレバノンで人質解放活動中にイスラム団体に拘束され、約5年間も捕虜生活を送りました。その時、監視員たちがテリー・ウェイトの人柄に感銘を受け、本を手に入れてあげるという親切を示しました。言葉が通じない状況で彼はペンでペンギンの絵を描き、この絵がある本なら何でも良いと言いました。
2024-9-28 プレイリスト

2024-9-28 プレイリスト

どうしてこんなに古い曲ばかり聴いてるの?と言う人もいるかもしれないけど、実はすごい新曲も聴いているんだ。SOSはCupidの作曲家も参加した曲で、イージーリスニングのトップティアにもう一つ加わったような気がする。柔らかなフックが頭に残ってつい口ずさんでしまう曲。🎶
[書評] 司書、苦労

[書評] 司書、苦労

司書という職業を持つ人々の日常を平易に描いた文章だ。圧倒的な筆力の文章が続いたり、溢れる面白さに目が離せなくなるような本を期待しているなら、『司書、苦労』は答えではない。基本的に文章を美味しく書く作家ではないからだ。文章が退屈な本は好まないため、個人的な嗜好とは遠い本で、雑誌の中に紛れていたら、次の記事へあっという間に進んでしまったかもしれない。漢江図書館の推薦図書だったのは、同じ職業を持つ者への礼儀だったのだろうと考える。でも、穏やかに他人の人生を体験するだけでも読書の価値が十分にあると考える人も確かにいるはずだ。私は確実にそうではないけどね。
少女から部屋のメタルマニアまで、Live Wire

少女から部屋のメタルマニアまで、Live Wire

特にコーラスの『今やときめく心が...』部分とオーバーラップするギターリフは、体内のアドレナリンを一気に爆発させる。このギターリフの空気圧なら、私の鼓膜を喜んで差し出せる気がする。誰でも『もし鼓膜が破れるなら、このギターリフでやられてしまいたい。』というバカな考えを抱くに違いないと思う。
インサイド・ヘッド2 私には微妙だった

インサイド・ヘッド2 私には微妙だった

『インサイド・ヘッド』を観た時の感動は、今でも鮮明に覚えている。人の心の中に、異なる感情をコントロールする独立した存在がいて、そのダイナミズムによって外に表れる感情が決まるという、大胆かつ非科学的な想像力に魅了されたんだ✨。その構成があまりにも緻密で、生体メカニズムの矛盾があっても、そのストーリーにどっぷりとハマってしまった
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』と作家の基本技術

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』と作家の基本技術

個人的に惹かれない本は容赦なく下す性格で、ほぼ中途退場マニアレベルです。時には本を途中で下すために読書をしているのではないかと思うことすらあります。測定針が右端まで振り切れる天上の‘T’として「読んでみれば何か良い点があるだろう」という温かい考えをしたこともありません。そんな意味で村上春樹は私にとって少し特別な作家です。
顔が大きくなる理由

顔が大きくなる理由

'よく見ると目鼻口が収まっている部分は変わっていません。その周りが広がっているのが問題です。一見すると目鼻口が中心に集まっていると錯覚するかもしれませんが、そうではなくて周りの面積がどんどん広がっているんです。'
愛を語るときに私たちが話すこと – レイモンド・カーヴァー

愛を語るときに私たちが話すこと – レイモンド・カーヴァー

一般的な小説で3人以上が対話を交わす場面を見るのは簡単ではありません。その理由はシンプルで、それを文章で構成するのが難しいからです。伝えたい話だけを線形的に構成する文章が多い理由も単純で、その方法が文章を書くのに容易だからです。