
雨の日の通勤はちょっと憂鬱☔。地下鉄で後ろの人の傘がずっと私の太ももを濡らしていて、このまま放っておくと、雨水が背中まで登ってきそうな気がする。その状況にイライラしていた時、突然不思議な首筋に目が止まり、ズボンが濡れているのをすっかり忘れてしまった。
ドアの方に寄りかかって立っている女性の首筋には、ハートが真ん中にある心拍線のようなタトゥーがあった。どう見ても描きかけのようで、完成作としては何か少し物足りない感じに見えた。
「首筋のタトゥーってそんなに高いの?それなら、2千円分だけお願いします。」
とか、
「今はクライアントの急な呼び出しで行かなくちゃ。残りは次回に…」
という事件の後、まだ完成されていないように見えるけど、もし完成作だとしたら、私が自らハートを塗りたいくらい。どうか未完成でありますように🙏。
首筋のタトゥーと言えば、3〜4年前に同じビルで働いていた女性弁護士さんを思い出す。彼女はスポーツタイプのショートヘアで、とても短くしていて、エレベーターで一緒になると、特に意識しなくても首筋に『心』というタトゥーがくっきり見えた。そのタトゥーが少し古くなると生肉のスタンプみたいに青みを帯びてくるのだけど、彼女のタトゥーもまさにそんな感じだった。かなり古そうだけど、一体どんな心を鎮める必要があったのか、気になった。もちろん、ただ単に『心』という字が好きだったのかもしれないけど。
少し話が逸れましたが、朝のあの女性、ぜひ早く時間を見つけてタトゥーを完成させて欲しいな✨。