暑さ

いつからか覚えていないけれど、ソウルに熱帯雨林のような雨が降り始めた。🌧️

ずいぶん前、シンガポールで突然の土砂降りに見舞われ、近くのコンビニで傘を買ったことがあった。そして、コンビニを出たときには、まるで雨が降ったことがなかったかのように陽射しが眩しかったのを思い出す。『こんな国もあるのか』と思ったけど、今やそれが私たちの街の気候だなんて…。今日、お昼を食べに出かけたとき、夏の陽射しがあまりにも眩しくて、サングラスを持ってこなかったことを後悔したけど、午後7時ごろには空が落ちてくるかのように土砂降りが降っている。☀️🌧️


昔は—それほど昔ではないけれど—夏の梅雨といえば本当にうんざりするほどの雨が降った。終日のように、あるいは数日間、途切れもなく、勤勉な農夫が田植えをするように、ずっと降り続けた。そんな梅雨の時期になると『いつ太陽を見ることができるのかな?』と外をしばらく眺めていたのを思い出す。1日や2日では太陽を見ることができないと仮定するのが基本だった。いくつかの台風が通り過ぎ、うんざりする梅雨が終わると、強烈な太陽の日差しがソウルを焦がすほどに照りつけた。その焦げるような太陽は、息を吸うときに湿気さえも許さなかった。私たちはそれを酷暑と呼んだ。🌞🔥

当時はその酷暑が市民が皆で力を合わせて乗り越えなければならない危機のように思えた。ニュースでもまるで戦争を中継するかのように、暑さに苦しむ都市をトップニュースとして取り上げた。夜でも息苦しい暑さは続き、人々は通りに出てきて、隣人と共に敵を罵倒した。🌃

「本当に暑すぎませんか?今年は一体どうしたの?」

昨年も暑かったけれど、暑さのレベルの比較はあまり重要ではない。ただ、この状況が私一人で耐えなければならない孤独な戦いではないことを確認できればそれでいい。🤝

一緒に働く友人が、会社でネット記事を調べ、過去30年間のソウルの夏の気温をエクセルにまとめたことがあると言った。ほかの人たちは、そんなことをする暇があるのかという表情でその友人を見ていたけれど、彼は結果を伝えるのが嬉しくてその状況に気づいていないようだった。実際、気温データは気象庁の要素別資料ページで一度に全部見られるけどね。いずれにせよ、彼の話によれば、1970年には酷暑と言っても30度を超えなかったらしい。本当かどうか気になって気象庁のページを見てみると、32度もあったけれど、今年の最高気温である35.8度よりは低い。🌡️

それでも敵は強くなったけれど、今は人々は夜に通りに出て、暑さについて話すことはない。家で窓を開け、エアコンをつけ、一人で沈黙の戦いをする。周りの人々を知らないからだ。知らないことがどうというわけでもないけれど、ただそういう話。🏠


窓を開けてみると、まるで雨が降ったことがなかったかのように冷たい風が吹き込んでくる。🌬️

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