
私はあまり怒ることがない方だ。
人生で怒りが爆発したり、大きく喧嘩したり、誰かを死ぬほど嫌ったこともほとんどない。多分、子供の頃に周囲でそんな姿をあまり見なかったからだろう。両親が喧嘩するのを見たこともないし、大きく叱られたこともない。両親の教えに逆らう性格でもないし、実際にやりたいことも特にない。子供の頃は北朝鮮が夜中に核爆弾を撃つのではないかと心配していたが、中学校に上がる頃にはその心配も消えた。まさか撃つわけがないだろうという大胆さを身につけたからだ。その後、人生はさらに退屈になった。でも、考えてみると私を怒らせるものがないわけでもないので、今日はそんな状況をちょっと話してみようか?
私はエレベーターに乗るとき、できるだけ後ろの壁にくっつくようにしている。なぜかはよく分からないけど、背中がエレベーターに触れていると安心感がある。しかし、人がどんどん入ってくると前の人が距離を確認せずに後ろに下がってくることがある。そんな時、怒りが湧いてくる。両手で背中を押しのけたくなる。たまに道を歩いているとき、後ろから突然斜めに前を横切って進む人がいて、それで私が躊躇すると同じように怒りが込み上げる。蹴り飛ばしたくなる。そう考えると、本能的に知らない人が近くにいるのが嫌いなのかもしれない。
シャツの袖部分にはボタンが二つあり、私は上のボタンをいつも留める。袖をちょうどよくまくるのに役立つからだ。でも、その上のボタンはなぜか小さくて厚く、差し込む穴も狭い。だから、服を着た状態で片手でそれを留めるのがとても難しい。着る前に留めるのを忘れると、脱ぐのが嫌なので、どうにかしようとするが、どうしてもできない時がある。この時、怒りが頂点に達する。世界中の厚くて小さいボタンを全部燃やしたくなる。こんなボタンを使うのを法律で禁止するために国民請願を出そうかと思うほどだ。
朝、準備をしている時、髪がうまくまとまっているのに突然おかしくなることがある。それが私だけなのか本当に気になるけど、まるでスイッチを入れるように、ページをめくるように髪がダサくなる。そしてどんなに直しても戻らない。そんな修復不可能な状態で出かける時間になると、怒りが湧いてくる。髪を全部剃ってウィッグをつけたくなる。いったい私の髪は人類誕生以来どんな遺伝子のせいでこんな妙なメカニズムで乾燥するんだろう?BGMはHAVOKのPoint of No Return以外には使えない瞬間だ。
新聞社の芸能部の記者をやっている友達がいるけど、めちゃくちゃ羨ましい。一週間中アイドルや芸能人のコンサートを観て、その記事を書くのが仕事だ。仕事というよりも、まさに蜜じゃないか?もちろん大変なこともあるだろうけど、それを聞きたくないのは、それ自体がすごく羨ましい悩みみたいだからだ。友達を見ていると自分の人生がとてもみすぼらしくてつまらないと感じる。しかし、この友達のインスタを見て瞬間的に腹が立つことがしばしばある。自分の部屋の隅でNewJeansの東京ドームファンクラブの中でハニーが青い珊瑚礁を歌う映像を見て幸せを感じているのに、そこでハニーを直接撮った写真をリアルタイムで投稿しているのを見て怒りを感じた。この文章を書いている瞬間にもTudariでHyominサワー(新しいお酒かな?)を飲みながらティアラのHyominと写真を撮って投稿しているその友達。Hyominの気持ちなんか考えもしないその奴、腹が立つ。
自転車に乗っていても目に虫が入っても怒りが湧くし、プラグをコンセントに手探りで差し込むのに1分以上かかっても苛立ちを感じる。USB-AやBタイプ、HDMI端子を差し込むときも同じだ。いったい何を考えて設計したんだろう?スマホやタブレットで電子書籍を読むとき、最後に読んでいたところがちゃんと同期されず、読んだところをまた読む羽目になると苛立ちが湧いてくる。音楽のランダムプレイでLee Moo-jinの曲が出てきてスキップしようとしたのに、タッチがうまくいかないと怒りが爆発する…
書き終わってみると、なんだか怒りが多い人だったのかと思ったりもするけど、実は絞り出してこの程度ということなので誤解しないでくださいね。もちろん、エレベーターを降りたり、ボタンが留まったり、家を出たり、インスタを終了したりするとすぐに平常心を取り戻し、退屈な状態に戻ってしまうんです。
一週間中雨が降るとか降らないとか曇りの日々が続いていたのに、今日はまるで何事もなかったかのように朝からマヨルカの風景写真のように晴れ渡っている。こんな天気にはStacey RyanのFall In Love Aloneのような曲がぴったりだ。自転車に乗りながら聴くとペダルが軽くなる。もちろん、歌の中の主人公は恋に悩んでいるんだろうけどね。