コーヒー一杯と共にする春の詩情

やるべきことをまだ始めてもいないのに、もう12時を過ぎてしまった。あまりお腹は空いていなかったけど、時計を見た後から急に空腹感が。📚 本を一冊持って、空腹を満たすために建物を出ると、外は朝とは違ってどんより曇っている。傘を取りに戻る気はなかったけど、持ってきたほうが良かったかなと食堂に着くまで考えていた。まあ、他に思い浮かぶこともないし。


建物から3ブロックほど離れたところで見つけたクッパ店は、一人で来ている人たちでいっぱいだった。数人で来ているお客さんもいるけど、皆黙々と食事をしている。座る場所がなくて入口に立っていると、優しい店主がすぐ席が空くから注文して、と言う。牛頭クッパを注文した。外を見ていると、席が空いたと教えてくれる親切な店主。振り返ると、最初から誰も座っていなかったかのように空いているテーブルが目に入る。勤勉な店員が、お客さんが立ち去る前にすでに席を片付けたみたい。🍚 席に座るとすぐに注文しておいた食事が運ばれてきて、息つく暇もなく、新しい店に慣れる間もなく、水をつぐ時間もなく食事が始まる。今年初めて見る雑穀ご飯だった。白米の間に黄色い雑穀がいい感じに混ざっていて、食べるのがもったいないほど美しい。名前を何度か頭の中で発音してみて、人には話さないでおこうと思った。

食事を適当に済ませて再び建物の方へ歩いていると、コーヒーが飲みたくなった。実はコーヒーというより、ぼーっとしながら少し座っていたかったのかもしれない。どうせ戻ったらやらなければならないことに追われて午後を過ごすことになるから。帰り道にコンビニが見えて、ゼリーでも一つ買おうかと入ったら、レジの横にコーヒーマシンがある。GETコーヒーだって… 紙コップに「このコーヒーを購入することは環境と農業共同体を守る手助けになります」と書いてあった。カエルのマスコットもかなり可愛い。☕ マシンの横には、これまで飲んだどんなコーヒーよりも複雑な味を誇る文句でいっぱいだった。生まれてから農業共同体を守ったことがあっただろうか?このコーヒーでそんな大義名分にも参加できるなんて!コーヒーを飲むことができるのはもちろんだ。断る理由がない。

先にお支払いしますね。カップをマシンの上に置いて、アメリカーノのボタンを押してください。

親切な店員の指示通りに1500円を支払い、マシンの上に紙コップを置いた。働いていた建物の中にも似たようなコーヒーマシンがあるけど、コーヒーを淹れたら席で仕事をしなければならない。🪙 お金で払う方が気が楽だ。それにしても1500円だ。コーヒーが降り注ぐ間にマシンの周りを見ると、バニララテもある。店員はアメリカーノを淹れた後、バニララテの粉末を入れるだけだと言った。

粉末にお湯を入れて飲む方もいらっしゃるんですよ

と微笑む店員。つい笑ってしまったのは、自分でもそうやって飲んだかもしれないと思ったからだ。そうやって飲んでいたお客さんたちに遺憾を表し、次回はバニララテを試してみようと思った。☕ コーヒーは思ったより良かった。コーヒーを持って出ると、コンビニの横に手のひらサイズのテーブルと鉄製の椅子があった。万年筆のキャップを閉めるように、レジにカードを差し込むように、自分の体がカチッと収まりそうな小さな空間。その場所に体を押し込んで、読み始めてから一ヶ月以上経つ『私たちがお別れを言うたびに』を開いた。今日はかなり読み進められそうな気がする。

雨が止んだばかりの冷たい街に春の気配が押し寄せてくる。

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