
数日前、妹の誕生日を祝うために電話をかけた彼女。しかし、受話器の向こうからは「ハアハア」という荒い息だけだったという。いくら呼んでも返事はなく、やがて「プープー」という音とともに電話は切れ、すぐにメッセージアプリで妹からのメッセージが届いた。
『今、喉が腫れてて話せない。テキストでお願い。』
すると彼女は再び電話をかけ、声を失った妹に向かって叫んだという。
『私はスマホのせいで退行性の指関節炎になってテキストが打てないんだよ!』
そうして電話を切った後、彼女は喉の炎症と指関節の痛みを抱えた人が遠くにいるとお互いにコミュニケーションが不可能だと悟った。そして、虚しい気持ちでしばらくの間、何も手につかなかったという。
音声キーボードを使えばいいのに… 🎤
私は心の中でつぶやいた。
